「背中を鍛えたいけど、ダンベルだけだと物足りない」
「懸垂バーって、壁や天井が壊れないか心配…」
懸垂バーは、設置のしかたで安定感も置き場所も大きく変わる器具です。
この記事では、スタンド式からラック型に買い替えた運営者の経験もふまえて、部屋に合った懸垂バーの選び方をまとめます。
🧗 懸垂バーがあると、背中の種目が一気に増える
ダンベルでも背中は鍛えられますが、体を引き上げる「懸垂」は、背中の広がりを鍛えるのに向いた種目です。
懸垂バーがあると、次のような種目ができるようになります。
- 懸垂(チンニング):手幅や握り方を変えて、背中・腕を鍛える
- ぶら下がり:握力の強化や、懸垂ができない人の最初のステップに
- 足上げ(ハンギングレッグレイズ):ぶら下がった状態で脚を上げ、お腹を鍛える
🔩 懸垂バーは「どこに固定するか」で4タイプ
| タイプ | 設置のしかた | よいところ | 気をつけたいところ |
|---|---|---|---|
| 突っ張り式 | 廊下や出入口の壁と壁の間に突っ張る | 安い・場所を取らない | 壁の強度に左右される。突っ張りがゆるむと落下のおそれ |
| ドア枠式 | ドアの枠に引っかける | 工具不要で取り外しが簡単 | 使えるドア枠が限られる。枠を傷めることがある |
| スタンド式 | 床に自立させる | 壁や天井に頼らず安定しやすい。ディップスなど他の種目もできる製品が多い | 床面積を取る。天井の高さの確認が必要 |
| ラック型 | トレーニング用のラックの上部のバーを使う | 非常に頑丈 | 大型で、懸垂のためだけに買うものではない |
🏠 運営者の場合:スタンド式からラック型に買い替えた
運営者が最初に使っていたのは、懸垂だけができるシンプルなスタンド式の懸垂バーでした。
その後、懸垂に加えてベンチプレスもできるラック型に買い替え、今は1台で両方の種目をこなしています。
ただし、ラック型は大きく場所を取るうえ、バーベルなどを一式そろえる前提の器具です。
懸垂のためだけに選ぶものではありません。
これから懸垂を始めるなら、運営者と同じようにまずはスタンド式か突っ張り式で十分です。
- 壁や天井に不安がある・ほかの種目にも使いたい:スタンド式
- とにかく場所を取りたくない・まず試したい:突っ張り式(設置場所の強度を確認したうえで)
✋ 握り方で、背中のどこに効くかが変わる
懸垂は、手幅(握る広さ)と、手のひらの向き(握る向き)を変えるだけで、効く場所が変わります。
懸垂バーを選ぶときは、自分がやりたい握り方ができる形かどうかが大事です。
| 握り方 | 握り方のイメージ | 主に効く場所 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ワイドグリップ | 順手(手の甲が自分側)で、肩幅の1.5倍くらいに広く握る | 背中の外側・上のほう(逆三角形の「広がり」) | 背中の幅を出したい人向け。可動域が狭くなり、回数はこなしにくい |
| 肩幅の順手 | 順手で、肩幅くらいに握る | 背中全体 | 基本の懸垂。まずはこの握り方から |
| 逆手(アンダーグリップ) | 手のひらが自分側で、肩幅くらいに握る | 背中の下のほう、腕(力こぶ) | 腕の力も使えるので、初心者が回数をこなしやすい |
| パラレルグリップ | 縦向きの持ち手を、手のひらが向かい合うように握る | 背中の中央〜下のほう、腕 | 手首や肩に負担が少なく、力を出しやすい |
背中の広がりを狙うならワイド、まず回数をこなしたいなら逆手、肩や手首が気になるならパラレル、というように握り方を使い分けられると、背中をまんべんなく鍛えられます。
握り方を使い分けやすいバーの形
- ワイドで握れる長さがあるか:肩幅の1.5倍くらいに手を置ける長さが必要。
突っ張り式は廊下や出入口の幅でバーの長さが決まるため、ワイドグリップが窮屈になりやすい - 両端が少し下向きに曲がっているか:ワイドで握ったときに手首が自然な角度になり、握りやすい
- 縦向きの持ち手(パラレルグリップ)が付いているか:付いていないバーでは、パラレルグリップの懸垂はできない
- 握る部分の太さと滑り止め:太すぎると握力が先に尽きる。
スポンジのカバーは握りやすい反面、使ううちに劣化しやすい
この4つを満たしやすいのは、バーが長く、パラレルグリップ付きの製品が多いスタンド式です。
突っ張り式を選ぶ場合は、設置場所の幅でワイドグリップができるかを先に確認しておきましょう。
📏 購入前に確認したい3つのこと
① 天井までの高さ(スタンド式)
懸垂では、体を引き上げたときに頭がバーより上に出ます。
バーの高さ+頭が上がるぶんの余裕が天井までにあるか、設置する場所で測っておきましょう。
高さ調整できるタイプなら、部屋に合わせやすくなります。
② 突っ張る壁の強度と幅(突っ張り式)
突っ張り式は、壁の強度がそのまま安全性になります。
石膏ボードの壁や、柱のない場所は避けるのが基本です。
対応できる壁の幅も製品ごとに決まっているので、設置場所の幅を測ってから選びましょう。
使う前には毎回、ゆるみがないか確認します。
③ 耐荷重は体重に余裕を持たせる
懸垂は、体を下ろしたときや反動を使ったときに、体重以上の力がかかります。
表示の耐荷重は体重ぎりぎりではなく、余裕のあるものを選びましょう。
🪜 懸垂が1回もできない人の始め方
最初から懸垂ができなくても、懸垂バーは十分に役立ちます。
次の順番で少しずつ慣らしていきましょう。
- ぶら下がる:まずはバーにぶら下がる時間を延ばし、握力と肩まわりを慣らす
- 下ろす動作だけ行う:台に乗ってバーの上にあごを出し、ゆっくり体を下ろす
- 補助をつけて引き上げる:レジスタンスバンドをバーにかけて足を乗せ、体重を軽くして懸垂する
❔ 懸垂バー選びのよくある質問
Q. 賃貸でも使えますか?
A. 壁や天井に穴を開けないスタンド式なら、賃貸でも使いやすいタイプです。
突っ張り式やドア枠式は、壁や枠に跡が残ることがあるため、設置する場所と退去時の扱いを確認しておきましょう。
Q. スタンド式はぐらつきませんか?
A. 反動をつけた懸垂ではぐらつきやすくなります。
脚の幅が広いもの、本体の重いものほど安定しやすいので、商品ページで確認しましょう。
下に厚手のマットを敷くと、床の傷も防げます。
Q. 手が痛くなります。
A. トレーニンググローブや、握力を補助するパワーグリップを使うと、手のひらの痛みや握力の消耗を抑えられます。
グローブやパワーグリップなど、あると便利な小物は宅トレに必要なものは?揃える順番と、床の対策・あると便利な小物で紹介しています。
🗒️ 懸垂バー選びのまとめ
- 懸垂バーがあると、懸垂・ぶら下がり・足上げなど背中とお腹の種目が増える
- タイプは突っ張り式・ドア枠式・スタンド式・ラック型。これから始めるならスタンド式か突っ張り式で十分
- ワイド・逆手・パラレルなど握り方で効く場所が変わる。握り方を使い分けられる長さと持ち手があるかを確認する
- 購入前に天井の高さ・壁の強度・耐荷重を確認する
- 懸垂ができなくても、ぶら下がりや補助つきの懸垂から始められる
👉 大きい器具は、まずレンタルで試したい方
👉懸垂バーを探したい方は、こちらから各ショップの商品を比較できます。
▼ラック型(懸垂バー付き・大型)
▼スタンド式の懸垂バー(チンニングスタンド)
▼突っ張り式の懸垂バー
👉 懸垂バーが決まったら次はメニュー作り
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👉 懸垂バーと合わせて読みたい
→ ダイヤル式?固定式?失敗しないダンベルの選び方
→ インクラインベンチの選び方|折りたたみ型と据え置き型、どっちを買う?
→ 分割法とは?中級者向けメニューの組み方(週4回)
→ 宅トレに必要なものは?揃える順番と、床の対策・あると便利な小物
【免責事項】
本記事は一般的な情報と運営者の使用経験に基づく解説を目的としており、特定のトレーニング効果を保証するものではありません。
懸垂バーの設置可否・耐荷重は製品や設置場所によって異なります。取扱説明書と各販売ページの情報を必ずご確認ください。商品の仕様・価格、レンタルサービスの料金・条件は変更される場合があります。健康に関する不安がある場合は、医師にご相談ください。

